日銀の為替介入があるかないか、今注目されていますけど、どうなるでしょうね。
さすがに1ドル160円になるまでには、為替介入があるかもしれませんよね。
では、為替介入があった場合、1ドル何円になるのか?
もちろん、それは未知数ですけれども、
2022年の為替介入では、最終的に1ドル=130円を下回るまで円高方向に反転しました。
ですから、為替介入の効果は大きかったと、当時は評価されてもいます。
では、円高になった場合、不動産への影響はどのようになるのでしょう?
まず、円高のメリットは、海外のモノ・サービスを安く買えるようになります。
ですから、輸入食品の価格が下がったり、海外旅行にかかるお金が安く済んだりもしますから、今の日本の経済的状況と逆になりますよね。今は物価が上昇していますので。
また、円高のデメリットは、日本の製品が海外で売る時に高くなるので、
自動車などの輸出産業の業績が悪化することです。
あと、今、潤っている海外旅行客の減少でインバウンド事業の業績不振が起こったりします。
ですから、相対的にみると、円高の方が景気が悪化する感じなんですよね。
一方で円安である今は、物価が上昇していて、生活必需品が割高ですが、
輸出企業は商品がたくさん売れて儲かっているはずなんですよね。
そして、日本の輸出企業が儲かると、輸出企業関連の株価は上昇します。
それが日本全体の株価(日経平均)を押し上げて、円安になると「株高」になる、という概念があります。
日経平均が4万円台を突破していますけども、
円安の影響が濃いと僕は感じていますが、
逆に円高になると「株安」という傾向があるようです。
ですから、円安で日本の株価が上昇すれば、経済も活発化して、経済活動の中心地に多くのヒトやモノが集まって、土地価格も上昇することを考えると、少し高くても不動産は売れるでしょうから、不動産を売るのは不動産価格が高騰している「円安の今」と言えそうです。
逆に不動産を買うなら、円高で株価低くなる影響から、不動産価格も下落することを予想しますと、購入のタイミングは「円高の時」と言えるかもしれません。
果たして、為替介入で円高になって、
不動産の購入ができるタイミングが来るのでしょうか。
今朝は、「円安と円高どっちがいいの?」についてお話をさせていただきました。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
ではまた。